標高600メートルの山上に広がる
「天空桑園」
山鹿市小坂地区の標高600メートルの山上に広がる農地面積約25ヘクタールの巨大桑園。眼下には、山鹿市街地や遠くには有明海から島原半島まで望める、まさに天空に広がる一大桑園です。この山上の農地(天空桑園)は、当時牧草地として造成された数年間以降、平成26年までの二十数年の間、荒れ果てた耕作放棄地となっていました。
その荒れた広大な畑地を桑園として造成したのには、理由があります。それは、山鹿市内の耕作放棄地、遊休農地をひとつでも多く再生し、優良農地として甦らせること。さらに、農薬の影響を非常に強く受ける養蚕業において、平地から桑園まで遠く離れていることで殆ど農薬の影響を受けずに、カイコに優しいオーガニックな桑の葉を育てる事が可能なためです。
桑園面積約25ヘクタールのうち約9割の造成地に8万本の桑苗の作付けを行っています。また、この「天空桑園」の土壌や気候など様々な条件を考慮し、桑の品種には『はやてさかり』を選定しました。